担当:栗本
参加者:7名
[概要]
ヒトは他の類人猿と比較して、比較的大きな脳と珍しい生活史を持っている。今回、ヒト系統は長寿や脳の大きさを犠牲にすることなく、代謝の促進という進化をしているのではないかと仮定し、ヒト、チンパンジー、ボノボ、ゴリラ、オランウータンにおけるエネルギー消費(TEE)の値を計測した。結果として、ヒトは他の哺乳類に比べてTEEが多く、エネルギー配分と代謝率の増加はヒトにおいて極めて重要な進化であったと考えられる。
[議論点]
脳は今の状態が最適か?
→そうでない場合、どこが変化するのか?
脳の大きさとエネルギー消費の関係
ヒト 大きさ:中、エネルギー:大
チンパンジー 大きさ:中、エネルギー:中
オランウータン 大きさ:中、エネルギー:小
ゴリラ 大きさ:大、エネルギー:中
→ ヒト系統の中ではヒトがエネルギー消費率最大
エネルギー消費率が上がると、頭をもっと使えるのでは?
(普段から使っていれば、エネルギー消費率と関係なく使えるのでは?)
その変わり早く死ぬ可能性があるかも?
[まとめ]
現状が最適かどうかは、今回のように現状を他の霊長類などと比べることも重要だと考えられるが、長い年月でヒトの進化の歴史を見たときに、今でもどんどんエネルギー消費率が上がっているのか、もう一定となっているのか、逆にエネルギー消費率が下がっているのかを調べた結果があるとはっきりするのではないかと考えられる。
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