参加者 : 11名
音源 :
http://www.nature.com/nature/podcast/index-2015-04-23.html
元論文 :
Seed coating with a neonicotinoid insecticide negatively affects wild bees
http://www.nature.com/nature/journal/v521/n7550/full/nature14420.html
Bees prefer foods containing neonicotinoid pesticides
http://www.nature.com/nature/journal/v521/n7550/full/nature14414.html
概要 :
近年では、ハチの数の減少が大きな問題となっている。EUでは、ハチに対して悪影響があるとしてネオニコチノイド系の殺虫剤を使用することを制限した。これに対して、検証が充分でないとして反論する動きがあったが、この農薬が実際に悪影響を与えているということを確かめた論文が紹介された。
議題 :
農薬を用いないで虫害を減らすには
■ここでは農薬を、人工的に作られた薬剤で虫を殺すものとした。
・食べられてもいい部分を作る
・虫を食べる生物を一緒に飼う
・遺伝子組み換え
・ハーブを一緒に植える
■ ハーブの香りがするように組み替える
・ハーブを一緒に植えると虫がよってこないと言われている
・植物そのものにその機能を加えてしまえばどうだろうか
・益虫までもが全滅してしまう
・そもそもハーブの香りがする作物ができてしまったら売れない
■ 遺伝子組み換え
・食べた虫が死ぬようなトウモロコシがすでにある
■ そのほか
・農薬を減らすことは農家の健康を保つことに繋がる
・室内で水耕栽培してみる(コストが高いので採算が合うものが限られる)
・人工的な農業は環境負荷が大きい
・科学的に栽培方法を考えてみる
まとめ :
農薬を用いると、環境にどのような影響があるのかあまりよくわかっていなかったが、今回の論文はその一端を見せてくれたように思う。一つの生態系として成り立っている環境から、人間にとって都合の悪いような虫だけを的確に除外しようとするのは、すごく大変な行為で、コストや環境負荷が大きくその折り合いをつけるのは難しいと感じた。
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