2015年11月25日水曜日

[火曜討論会2015] ​Nature Podcast(2015/5/21) A sexy choice(B4 田河)

担当田河
参加者9名

音源: 

元論文:
Sexual selection protects against extinction
http://www.nature.com/nature/journal/v522/n7557/full/nature14419.html

概要:
なぜ生殖するうえで性別は必要なのか?
有性生殖ではオスが必要だが、生殖という役割でオスが担う部分はすくない
メスのみで生殖したほうが子孫は多く残せるはずである
→ではなぜ性別は存在するのか
検証
コクヌストモドキ(保存食に潜む害虫)を用いた調査
性淘汰が起きやすいグループとそうでないグループで何が起こったか10年間検証
性淘汰が強いグループのほうが適応度が高く、絶滅しにくかった
そうでないグループは適応度がすぐに悪化し、絶滅しやすかった
→性淘汰が強いと絶滅しにくい

議題:
動物の性選択基準は不変か

まずヒトはどうか
  •  昔の女優と今の女優の顔の変化
    • 体型(昔はふっくら)が違うの部分は今も昔も同じ? 
  • 男は力強さや頭の良さ→あまり変わっていなさそう
  •  空気を読めるかどうか→遺伝的要因か環境的要因か
    • 化粧は流行、空気を読めるという意味での性選択判断基準になっているのか?
他の動物はどうか
  •  そもそも外見で良し悪しを判別できているのか?→孔雀やフラミンゴ
    • 外見のみで強い個体か判断しているのか、それとも外見が変わる要因まで認識してその上で強い個体か判断しているのか謎
  • 鯨の求愛歌
    • 流行があるらしい(西から東に伝わる) 
    • 群れで生活している動物は流行が発しやすくそれによって基準も変わりやすそうではある 
まとめ:
ヒト以外の動物においても、求愛行動における流行のようなものは存在することがわかった。よって性選択基準は変わる可能性も孕んでいるが、そのような基準の変化の発生は血筋や親の影響によるものなのか、はたまた環境によるものなのかは区別がつきづらい。

個人的にヒトにおける化粧の存在意義についての議論は興味深かった。
自分としては化粧という行為は単純に、外見を整っているように異性に思わせることで今までよりも上のレベルの異性の注意を引かせることだと考えている。







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