参加者:10名
音源:
http://www.nature.com/nature/podcast/index-2015-03-05.html
元論文:
Reconstructed Homo habilis type OH 7 suggests deep-rooted species diversity in early Homo
概要:
東アフリカで発見された初期のヒト属の化石の分類には諸説あるが、今回ホモ・ハビリスのホロタイプOH7の化石の一部をバーチャルで復元し他の初期のヒト属の化石と比較した結果、ホモ・ハビリスの系統は230万年以上前に現れたことや、ヒト属は初期の頃から多様性が生じていたことがわかった。
議題:
人類の系統解析の最終的なゴール(=知りたいこと)
・系統解析によって得られるもの
・先祖関係・年表
・過去の様子
・各遺伝子のルーツ
など
■最終的なゴールとは?
・人類の起源
⇒発展して、生命の起源
・知性の起源
・今の人類がどうしてこのような姿になったのか
⇒多くの研究者は、意図しているかしていないかはともかくとして、結果的にはこの方向性に向かって研究しているのではないだろうか?
■中間的なゴールはなにか?(次のステップは?)
・新しい化石を見つけたい
・化石から元の姿を復元したい
・わかっている知見の整理・集約・まとめ(=体系化)
⇒体系化して初めて見えてくる事実も存在する
・多くの人に広めたい、知ってもらいたい
■では、中間的なゴールの後(中間と最終ゴールとの架け橋)は?
・データ・知識同士の関連性を見つける
・埋めるべき(知るべき)知識の穴が見えてくる
⇒最終ゴールを具体的に表現できるようになるのではないか
まとめ:
人類や知性の起源という最終ゴールに向かい、
現在ヒトは知識をとにかく集積していくフェーズにあり、今後データが集まれば、次のフェーズ(データ・知識同士の関連性を見つけたり、埋めるべき知識の穴を明確に把握できる)へと移っていくのではないだろうか。
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