担当:小舘
参加者:9名
音源:
http://www.nature.com/nature/podcast/index-2015-02-19.html
元論文:
Intensification and spatial homogenization of coastal upwelling under climate change
Daiwei Wang, Tarik C. Gouhier, Bruce A. Menge & Auroop R. Ganguly
Nature 518, 390–394 (19 February 2015)
http://www.nature.com/nature/journal/v518/n7539/full/nature14235.html
概要:
温暖化によって海岸沿いの風が強まり沿岸湧昇(深層→表層への海水上昇)が強くなる、という仮説については見解が一致していないが、シミュレーションによりこれを示した。
議題:
風の強さや風向きの変化は、陸上のエコシステムにどのような影響を与えるか
●風が無かったら
(その要因は無視することとする)
・植物の繁殖域が狭くなる
・鳥が飛べる範囲が狭くなる
・匂いが飛ばなくなる
・バクテリア, カビの胞子が飛ばなくなる
・植物の丈が伸びる
・暑くなる?
→ ニッチが局所化し、多様性は増える可能性
境界に生きるやつもでてきそう
●風がものすごく強かったら
・地形が変わる
・飛ばされるだけで生きられる(光合成微生物)
・待っているだけで餌が飛んでくる
・強いところと弱いところはできそう
→ 完全に一様化するわけではなさそう
●風向きが変ったら
・日本:偏西風→偏東風
場所が変わるだけ? それはそれで適応
・湧昇流で海岸砂漠形成 → 致命的
・ランダム変化 → 撹拌される
・移動できるかできないかは大きそう
●まとめ
現在の環境に対する影響としては、良い具合に撹拌している、ということになるだろう。ただし風の状況が大きく変わっても、それなりに繁栄する道はありそうだ。
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