2014年6月17日火曜日

[MBC2014] 5-1,5-2:DNA塩基配列の維持、DNA複製機構

担当:寺嶋
参加者:10名

節の概要:
4-1 変異率が低くある必要性とその推定方法
4-2 DNA複製と修復の機構

議論点:
「修復率の低下を防ぐには」

- 複製回数を減らす
 - 太っているとがんになりやすい?
  - 通常は60〜70兆の細胞がある
  - 細胞の数が多い程がんになる細胞が多くなる?
  - 太っていると細胞が多いのは確か
   - ゾウとかは?

- 修復できなかった変異を修正する
 - 放射線、活性酸素等
 - 加齢による細胞の修復率の低下
  - DNAの修復率の低下?
 - DNAポリメラーゼ等が減る原因とは?
  - 老化が原因?減ったから老化している?
   - 変異の蓄積
   - DNA変異
   - メチル化パターン等の物質レベルの変化
    - パターンを戻せばよさそう

- 修復率とがんの関係
 - 加齢が原因の場合
  - 修復率の低下
  - 修復できなかった変異の蓄積
 - がん全般
  - 発がん性物質
   - DNAを傷つける
    - DNA本体を攻撃
    - 活性酸素を作る
    - 例:DNA染色液(らせんの間に入り込む)、タバコ
  - らせんのゆがみを直すような物質により変異そのものを減らす
  - 抑制遺伝子を増やす
   - 適量が良いので個別にコントロールしたい
  - 修復する物質を投入

- がんになりやすい細胞、なりにくい細胞と修復率
 - ネズミは世代時間も短く、自然ではがんになりにくい
  - ヒトは生き過ぎている
 - ハダカデバネズミはがんにならない
  - 体温が低いので、代謝の速度が遅い?
 - がんになりやすい生物と比較したら修復率の低下の原因がわかりそう
  - ips細胞とか?
   - 進化の洗練を受けていないので参考にならないかも
 - なりにくい臓器
  - 心臓とか皮膚とか
   - 考えられる要因
    - 分裂回数
    - 外部との接触の頻度

まとめ:
DNAの維持と複製についての基礎の節でしたが、変異率や変異の修復についての議論点が多く挙げられました。今回の議論点となった変異の修復率の低下については、変異の蓄積の結果であるがんについての話題が盛んでした。

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