2014年5月27日火曜日

[MBC2014] 3-1:タンパク質の形と構造

担当:安澤
参加者:9名

節の概要

タンパク質の構成、折りたたみやそのパターン、タンパク質ドメイン・ファミリー・モジュールの概要などが述べられている。また配列相同性検索、ゲノム解析から得られた知見や自己集合などについても言及されている。

議論点

ヒトのタンパク質の機能がすべて解明されたら何が起こるか?
→ヒトについて全容解明?まだ先がある?
→それを使って何ができるか?

◯タンパク質の機能
    •  物理的側面
      • 構造
      • リガンドとの関係
        > すべてのタンパク質がわかればリガンドの動きを完全に追える
        例:毒物として働く物質を推定できる。
      • どのような制御を受けるか
        > 解析するにはタンパク質の情報を元に組み合わせ問題を解く
        →組み合わせ問題の解析はできそう
    •  メタレベル
      > アミノ酸配列→三次元構造推定→機能推定→表現型としての機能推定
    • ミクロレベル
      > リガンドとの相互作用
      例:特定の機能を実現するタンパク質の合成
      →遺伝アルゴリズムなどによる探索問題に帰着
    •  現状、タンパク質の"機能"の全容を表すのがある意味では課題とも言える

    ◯病気の治療に使える?
     →全てのタンパク質がわかれば、ある特定のタンパク質にのみ働く
     (ほか全てのタンパク質には作用しないといえる)薬が作れる。

    ◯いつ可能になるか?(という視点)
     ヒトで完全に、でなくとも特定の種のタンパク質の何割がいつまでに解明できるか

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