担 当:寺嶋
教科書:Nature Podcast(10月24日分)
参加者:7名
要旨:
映像を見ている時の脳の活動パターンを収集し、脳のパターンから見ているものがなんであるかタグ付けをする試みについて。将来的には、思想や夢なども復元出来るようになるかもしれないが、そのことには社会的または倫理的問題が存在する。
議論点:
「他の生物の感覚を体験することは可能だろうか」
-ヒト以外の生物の感覚
-チンパンジーとか
-エラ呼吸
-魚類よりは両生類?
-イルカ
-超音波等をどう処理するか
-例:イヌの嗅覚等
→高度にコミニュケーションする動物じゃないと無理そう
-イヌは飼い主の声にしか反応しない
-言葉を切り離して考えていない?
-例:靴を見分ける
→食物のようなイヌにとって身近なものなら、エサという概念はありそう
-ヒトとヒト間の体験の共有
-需要はありそう
-例:芸術作品を作った人の気持ちがわかる等
-磁気で刺激を与えて指を動かす事は出来る
-それは指を動かす部位がわかっているから
-では、人により神経のつながり方が違う記憶についてはどうのなるのか
-個人差の生じる原因
-認識の差
-感じている事の差
-後天的
-神経回路の構成
-例:腫瘍の手術により脳の一部を失った人が他の部分の機能を使う
-活動パターンの差
-感じている事の差以外の情報による差
-ノイズ
-先天的
-処理の場所
-例:耳の聞こえない人が音を知覚する部分がなくなって音が分からない
-記憶のデータベース化
-万人が理解できる
-他の人でも呼び起こせそうな部分のみ
-この技術の必要性
-本では駄目なのだろうか
→多分同じようなものになる
-言葉に落とす努力を代行
-言葉にする事で抜け落ちる情報を拾う
その他の議論点:
・商業利用にはどんなものが考えられるだろうか
・細胞だけで体の制御をする場合どこまで出来るのだろうか
・同じ活動パターンを再現する事により、実際に体験する事が可能になるだろうか
・ヒトは視覚情報を理解する時に見た目だけでなく、動き等も考慮に入れているが、その脳のパターンをどのように理解するか
・お互いのデータを収集できるようになった時のプライバシーの問題はどうなるのか
まとめ:
今回は脳の活動パターンを収集してコンピューターに処理させる事で、将来的には思想や感覚を共有できるようになるかもしれないという話でした。議論では、他の生物の話題からそもそもヒトとヒトとの間での共有も一部でしかできなさそうである、というところに落ち着き、体験を丸ごと共有するというよりは、コミュニケーションの補助ツールとなりそうであるという結論になりました。
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