2012年11月22日木曜日

MBCセミナー 6.1 DNAからRNA

担当:岡村
参加者:10名

節の概要

DNAはRNAから転写された後にタンパク質に翻訳される.RNAにはmRNAをはじめrRNA,tRNAなどがあるが、タンパク質に翻訳されるmRNAは全体の2~3%にすぎない.DNAからRNAに転写される際にはRNAポリメラーゼが使われる.DNAに書かれた配列を認識して転写開始地点と終了地点を決定している.
真核生物ではmRNA前駆体からいくつかの修飾を経てmRNAが作られる.まず5'末端にキャップがつけられ途中がスプライシングされ,最後に3'末端が切断されてポリAがつけられる.そうして成熟したmRNAだけが翻訳にまわされる.
遺伝子によってはタンパク質にならずにRNAが最終産物になるものもある.rRNAやsnRNAが該当する.

議論した点

  1. スプライシングはいかに制御されるか
    • RNAの構造が関わっている?→すべる速度とか
    • スプライシングFactorがいくつか種類がある?(配列特異性)
    • ポリメラーゼ II についているタンパク質が決めている?
  2. 非翻訳RNAが働くメリット
    • タンパク質合成コストが省ける
      • 2段の増幅の方がたくさん作れる
    • 相補対形成がRNAが有利
      • 転写はタンパク質
        • 適当で良い?
      • 翻訳はRNA

その他の議論点

  • mRNAがあればDNAはいらない?
  • RNAは4文字だけでどうやって構造を作る?
  • エキソンはなぜ長さが均一なのか
  • コンセンサス配列の上流側のものと下流側のものの違い
  • プロモータの揺らぎはどの程度許されるのか
  • エキソンが3の倍数でないと読み飛ばしでフレームシフトがおこる
  • rRNAの数は種によってなぜ違うのか
  • 真核生物でRNAポリメラーゼが3種ある理由

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