2016年12月6日火曜日

駅伝2016

2016年11月5日、今年も東北大学電気・情報系駅伝大会が開催されました。

木下大林研は一昨々年から9位→8位→12位と健闘を重ねてきました。
四年生の戦力に不安を残す中、今年はどこまで健闘できるのか!?
せめて去年と同じくらいは!と望んだ今年の大会の模様です↓

綺麗な秋晴れ!
11月とは思えない暖かさで、絶好のスポーツ日和!
防寒着もほとんどいらないほどでした。

スタート前
第一走者が並び緊張が高まります......(ドキドキ)

10:30 走者一斉にスタート!

我らが第一走者はM2の池野さん
抜群の運動神経で頑張って!

長い第一区で健闘を見せてくださった池野さんから、タスキは第二走者の栗本さんへ!
女性枠は頼んだ!!

続いて、タスキは第三区の安澤さんに渡ります
軽快な走りで青葉山を駆け下ります!

そして、次の走者は私筆者の天満
安澤さんの必死な走りに応えようとスタートで飛ばしすぎ、若干辛い感じに...
一人抜かしたり、一人抜かされたりしましたが、少し先にスタートしていた前の走者につけ、ゴール前では全力疾走のデットヒートとなりました(汗

タスキは私からB4の笹澤くんに渡り、
さらに教員枠とは思えない走力を誇る我らが大林先生に!
(笹澤くんいい笑顔!)

青葉山への辛い第六区を勢い良く駆け上がっていきます!

その後、タスキは大林先生から佐藤さんに渡り、
我らがエース田河さんが青葉台への坂道をグングン走ります!

青葉台での折り返し!
残りあと二人!
タスキは小舘さんへ!

ラスト走者は平田さん!
最後の区間に気合い十分!

いよいよゴール!
負けないでもう少し♪
最後まで走り抜けて♪

ゴーーール!

お疲れ様でした!!!

気になる結果は......?!
約40チーム中20位!
去年より低かったのは残念だけど、
みんな精一杯頑張りました!
今年はレベルが高かったっぽいし仕方ない!

集合写真での笑顔が印象的です!

このあとは、駅伝後恒例のおでん会!
残念ながら写真はありませんが、
みなさん楽しんでくださった模様。
前日から準備した甲斐がありました!
(私は所用でおでん会は欠席でした(嘆))

皆さん本当にお疲れ様でした!


写真提供: 美紀さん、大森さん、安澤さん、広夢さん
文章: 天満


[火曜討論会2016]Nature Podcast(2015/12/10) Fetal tissue furore

NaturePodcast(2015/12/10) Fetal tissue furore
元情報:http://www.nature.com/news/the-truth-about-fetal-tissue-research-1.18960
担当 :平田
参加者:7名

概要

医療サービスを提供するUSの組織Planned Parenthoodが、中絶手術で摘出した胎児の組織を研究者に提供していることが倫理問題や政治問題として議論となった
胎児の組織をマウスに移植することで"humanised mice"として医薬分野の実験に用いる
2015年7月に中絶反対派組織のCenter for Medical ProgressがPPの職員との会話の様子を盗撮し、公開したことで議論が始まった
それを受けてか2015年11月に銃を持った男がPPを襲撃したことにより3人が犠牲となった事件も相まって、研究者が胎児組織を用いた研究の報告等がしずらいという張り詰めた状況となっている


議題 倫理観は時代と共に変化するか

過去に変化した倫理観や問題

・中絶に関する法律は多くの国で変化
・クローン羊の誕生が議論に
 その前にやられていたカエルのクローンは良かったのに羊だとダメ?
 哺乳類でのクローンが可能になったことで人間でも原理的に可能だという考えが
 生じたのが原因?

現在ある倫理観や問題

・CRISPER-Cas9でヒトの受精卵を遺伝子操作
 使用したモザイク胚はヒトではないから大丈夫という主張
・胎児組織の利用
 胎児はヒトではない?
・安楽死

重要だと思われる倫理観

・ヒトかヒトじゃないか
 ヒトじゃなかったらOKという賛成派のこじつけ vs 反対派の防壁
 ヒトではないという明確な解が提示されれば反対派の防壁は崩れる?
 例:羊もヒトも哺乳類だが羊とヒトは違う
・ヒトを実験に用いるのは絶対にダメ(絶対的な倫理観?)
 人間とくに自分の身の安全が揺るぎそうなものは拒絶?
・意思があるかないか
 脳死のヒトの臓器提供とは違い、胎児は意思がない
 意思表示をする治験とは違い、実験動物には意思がない


まとめ

倫理問題にはヒトかヒトじゃないかという考え方が関わってくることが多そうだ
「ヒトに手を加えるのはダメだ」というは比較的絶対的な倫理観のように思われるが、今後科学技術が発展していくに従いこの倫理観も共に変化していく可能性はないわけではないと感じた


2016年12月2日金曜日

Nature Podcast(2015/12/3)radio riddle
元論文(http://www.nature.com/nature/podcast/index-2015-12-03.html)
担当:田河
参加者:7名

概要:
謎の電波の出処を特定しようとする話
オーストラリアのパークス天文台でデータ内に謎の電波フラッシュを発見した
多くの研究者はなんかのノイズか衛星の仕業と考えていたが、今回の論文の著者は違っていた
色々と地球上の電波をトレースをした結果、観測したものがそれらとは異なる高速電波バーストというものだと結論づけた
現時点で15回観測されていて、すべて違った場所から発生しているので謎だった
原因として考えられるのは中性子星の表面の揺れ等
エイリアンの可能性も有り得なくはない
今回の論文は高速電子バーストをデータの中からみつけ、そこから電波バーストの生じる場所の特徴を示した
そのデータには極性情報が乗っており、それによって電波バースト発生源の近傍か母銀河内磁気領域を通過していることがわかった
さらにプラズマによって電波が散乱されており、それによってこの電波源はプラズマ雲の中に存在する可能性があることもわかった(それがどんな雲なのかは謎)
プラズマ内に存在するということはそれが若い物体の可能性が高い
論文を書いた人は色々ある説では中性子星の揺れが原因と考えているがまだわからない

議題:宇宙にはどんな生物が存在するか

イメージとしての宇宙生物
  • 毛がなさそう
    • 水中生物ならない方が良い
  • 小さそう(微生物とか)
    • 小さいとガス惑星でも生存できそう
  • 硬そう(水がない環境が多そうだから)
  • ケイ素生物 (ガメラとかで見た)
    • 意外とその辺に存在しているのでありえるか?
これらの生物としての特徴を決定づける要素は何か?
  • 重力
    • 重力によって大気組成も変わってきそう
  • 大気組成
  • 温度 
他の銀河系惑星の環境を例にしたらどうか(火星)
  • 水の痕跡があるため水素や酸素はあるのではないか
  • 質量は地球の半分で重力は三分の一
  • 温度は平均−43度だが、一番気温の高いときは地球とそれほど変わらない
これらから予想すると、
  • 水を液体として保持できるくらいの圧力に耐えられる(要するに固い)細胞壁をもった生物 
ならば生きられるのではないかということで、固いというイメージは案外わるくないのかもしれない

まとめ
自分たちの地球外生物のイメージがとてもSF作品の影響を受けているということを実感した。それらの事前知識がない状態で同じことを考えたらどうなるのかとても興味深い。

2016年11月30日水曜日

細胞の分子生物学 20章 がん 第1〜3節

担当:栗本
参加者:8名

<概要>
第1節:がんは変異細胞クローンが周囲の細胞を犠牲にして繁殖し、その子孫が細胞社会全体を破壊する病気である。そのため、いくつもの制御機構をすり抜けて増殖し、細胞分裂が停止しない。また、転移する。
第2節:がん発生率はある値より下がらないが、がんの80〜90%は避けられるか、遅らせられる。発がん因子は多種多様だが、ほとんどはDNAを損傷して変異を起こさせる。
第3節:がんになると活性が過剰になるがん遺伝子と活性が過少になるがん抑制遺伝子があり、それぞれの同定方法は異なる。効率良く同定する強力な新手法がいくつかあり、候補遺伝子が見つかるとマウスで評価できる。

<議題>
老化と病気の違い

老化...年を取るにつれて機能が衰える
     自分自身の中で老いていく
     例) 認知症(認)、耳が遠くなる(耳)、老眼(眼)、骨粗しょう症(骨)、関節痛

病気...病原菌がある(外界からの影響)
     精神疾患、生活習慣病など?
     例) 感染症(感)、遺伝病(遺)→1型糖尿病、依存症(依)、アレルギー(ア)

例の症状を年齢依存性と外的要因の2軸でプロットしてみる。(図の通り)

<まとめ>
 軸を年齢依存度と外的要因の2つで取ると、骨粗しょう症が がんに1番近かったのは面白かった。致死率など軸をどう取るかで大きく変わってくると思うが、今回プロットした結果だと、がんは老化に近そうだった。



2016年11月22日火曜日

細胞の分子生物学 19章 細胞結合、細胞接着、細胞外マトリックス 第1〜7節

担当:天満
参加者:8名

概要:
多細胞生物はその名の通り膨大な細胞が「社会」を構成してそれらが相互作用することによって成り立っているが、その基本は細胞同士の連結である。
細胞は直接に細胞間結合をして集合したり、自らが分泌した細胞外物質によってくっ付き合う。この細胞同士の結合の機構によって形や強度など体の作りが変わる。また、他の細胞や細胞外マトリックスとの連結で細胞内部の構造体の向きが決まり、それによって体内での細胞の動き方が決まり、成長・発達・修復のありようが定まる。
この章では、最初に動物の細胞と組織に焦点を当て、
まず細胞と細胞をつなぐ細胞間結合、閉塞結合、チャネル形成結合について、
[1. カドヘリンと細胞間接着]
[2. 密着結合と上皮の構造]
の2節でまとめられており、接着の機構と構築という観点から神経シナプスについて
[3. 細胞から細胞への通路:ギャップ結合と原形質連絡]
という節にまとめられている。
多種類の結合が協同して極性を持った上皮層を作る仕組みは
[4. 基底膜]
で見ていき、その後動物の細胞外マトリックスそのものや、細胞ーマトリックス間接着での細胞同士の相互作用を
[5. インテグリンと細胞ーマトリックス間接着]
[6. 動物の結合組織の細胞外マトリックス]
の2節でまとめられていた。
最後に植物体を作るのに中心的な役割を果たす細胞壁について
[7. 植物の細胞壁]
の節にまとめて締めくくられている。

議題:
生物では再現できない材質について

■生物が起源ではない物質
・ガラス
・鉱物や純物質の単体結晶
・プラスチックや発泡スチロール → 大元を辿れば石油であり、生物由来?

■生物にはない物性
・透明で固いもの(ガラスなど)
・導電性や磁性の高いもの
・耐熱性の高いもの
・腐らない(生物によって分解されない)もの
基本的に生物はタンパク質によってできている部分が大きいため、導電性や高温への耐性を実現する物質を生み出すのは難しいのかもしれない。
腐るということに関しては、例えば木が腐るという過程で難分解性のセルロースが残ったりするということはあるが、基本的に生物が生み出したものを生物が分解できないということはないのであろうと考えられる。むしろ「腐る」ことによって、生命の間で物質が循環できているのかもしれない。

考察:
上で出てきたような生物にない物性を将来的に生物に実現するメリットはあるのだろうかという疑問が湧いたが、メリットも必要もないであろうという意見が大多数だった。たしかに約40億年の生命の歴史の中で獲得されることのなかった物性というのは今後もこの地球で生きていく上では必要ないと考えられる。
ただ、漫画ではないが、体が伸び縮みしたり、透明人間になったりする技術という観点でもう少し考えてみれば議題だったかもしれない。


2016年11月15日火曜日

[火曜討論会2016] Nature Podcast(2015/11/19) A question of taste

Nature Podcast(2015/11/19) A question of taste
元論文(http://www.nature.com/nature/journal/v527/n7579/full/nature15763.html)
担当 :加賀谷
参加者:7名

概要

味覚には一般に、甘み・塩味・うま味・酸味・苦味があることが知られている。このうち、甘みは主にエネルギーがあることを示し様々な動物が好む一方で、苦味は毒物等の忌避すべき成分の存在を示唆するもので、基本的に好まれない傾向にあることが知られている。
今回の論文では、マウスを用いてこの味覚を処理する脳の部分に光感受性を与え、それを用いて甘みや苦味を感じる味覚と脳の機能・行動の関係を調べた。

議題 苦味をおいしさと感じる意味

一般に、苦い=毒



苦いもの
・コーヒー、ビール
  ・苦味以外のものを感じている?
・ゴーヤ、ピーマン、カカオ
  ・苦くないように調理している?
・漢方、青汁

苦い物質
・アルデヒド・ケトン
  ・生物との反応性が強い
・アルカロイド(カフェイン、カテキン、ニコチン)
  ・中毒性がある(中毒になっただけ?)

ヒトの成長段階と苦味
・コーヒーいつから飲めたか
  ・中学生くらい?〜30になってから
・ピーマンいつから食べれるか
  ・中学生くらい?〜今もダメ

・中学生くらい = 第二次性徴との関係?

慣れ?
・体の小さい時は多少の毒物も大きく効くので、苦味にセンシティブな可能性。
・逆に大人は、そんなに影響ないので鈍感
・味覚受容体の経年変化?

他の味?
・甘み、うまみ、塩味
  ・生きるのに必要だからおいしいと感じる
・苦味
  ・毒の可能性、危険と思う
・酸味
  ・腐っている可能性、嫌いな人もいる。

その他
・妊娠すると味覚が変わる?(酸味を好む)
・グルコースとフルクトースの甘み
  ・すぐにエネルギーとして利用できるグルコースより甘く感じる
・苦くないコーヒーってうまいのか?
  ・苦味こそがおいしさなのか?

まとめ

マウスを用いた実験では、苦味を確実に拒絶していたが、人間は嗜好品として苦味のあるものを摂取していて、その理由について少し考えてみた。例えばコーヒーを飲める人と飲めない人がいるように、味覚は人それぞれ微妙に異なっており、また進化として苦味を受け入れるようになった必要性についてもあまり詳しくはわからなかった。

細胞の分子生物学 第18章 アポトーシス

担当 : 笹澤
参加者 : 7名

<概要>

細胞は損傷を受けたり、不要になった場合などにプログラム細胞死と呼ばれる仕組みで自殺することができる。アポトーシスはこのプログラム細胞死の一種で大多数の細胞死はアポトーシスによって引き起こされる。アポトーシスで死ぬ細胞は縮んで収縮し、断片化して内容物が漏れ出る前に隣り合う細胞やマクロファージに食べられる。アポトーシスはタンパク分解酵素のカスパーゼによって行われる。細胞がカスパーゼを合成する経路に外部経路と内部経路の二つがある。これらの経路はそれぞれ専用のタンパクやその他細胞外シグナルによって厳重に制御されている。

<議題>

機械やプログラムにアポトーシスを導入できるか?

生物におけるアポトーシスのメリット
・危険な(害を与える)細胞の排除→再生
・成長過程での不要な細胞の排除

機械でアポトーシスを導入できそうな例
・ニューラルネットワーク
・電気回路のヒューズ
・ロケットの燃料タンク
→必要なくなったら破壊する
・ナノマシン
→機械をだんだん生物に置き換えいらなくなったら排除

<まとめ>

アポトーシスの機能のうちいらなくなったら排除するという機能はげよく取られている手法のような気もした。もう一つの機能は排除した後の再生が機械においては難点であるように感じた。